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文芸塔 第83巻 第6号  冠句研究6月号(平成21年6月5日発行)

塔映集Ⅲ(会員作品) 松尾明美選

冠栄塔暎集に掲載句
  浪荒ぶ 遥か異国に住む我が子 直樹

選後に
昔と違い自由に渡航出来、また外貨事情も却って日本より安価で「異国に住む」も、
良い時代だが「遥かな」な想い馳せは、愉らぬ心境で「浪荒ぶ」景に、親の切ない情壊を
語る哀愁が浮かぶ。

浪荒ぶ 新たな明日の幕が開く 直樹

物淋し 踊るピエロのひとり屋根 直樹

物淋し 薄ら寒さが胸に染む 直樹

冠美抄 古い傷 服部多津子選

客3 古い傷 見えぬ心の不発弾 直樹

海鱗抄(自由吟) 三村昌也選
  朝陽あり 激しく我に今日を問う 直樹
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by kankunonakama | 2009-06-05 10:00 |  冠句研究