文芸塔 第85巻 第3号 冠句研究3月号
文芸塔 第85巻 第3号 冠句研究3月号(平成23年3月5日発行)
塔映集Ⅱ(同人作品) 松浦外郎選
光る中 手を振りながら父は逝く 直樹
選後に
事実、逝かれる時に手を振られたのかはともかく、私の父の逝ったのは燦燦と陽の振りそそぐ窓辺で、今憶い浮かべると、では行ってくるよ、と言った感じだった。
光る中 神秘の欠片彼方より 直樹
一しきり 誰が為なりや我糺すく 直樹
一しきり 雑踏にいて今を嗅ぐ 直樹
海鱗抄(自由吟) 三村昌也選
目出度き日 無口な父の眼が緩む 直樹
新風抄 濱本啓水選
佳 9 ほめ言葉 風よ何故子を謗る 直樹
塔映集Ⅱ(同人作品) 松浦外郎選
光る中 手を振りながら父は逝く 直樹
選後に
事実、逝かれる時に手を振られたのかはともかく、私の父の逝ったのは燦燦と陽の振りそそぐ窓辺で、今憶い浮かべると、では行ってくるよ、と言った感じだった。
光る中 神秘の欠片彼方より 直樹
一しきり 誰が為なりや我糺すく 直樹
一しきり 雑踏にいて今を嗅ぐ 直樹
海鱗抄(自由吟) 三村昌也選
目出度き日 無口な父の眼が緩む 直樹
新風抄 濱本啓水選
佳 9 ほめ言葉 風よ何故子を謗る 直樹
by kankunonakama
| 2011-03-05 10:00
| 冠句研究